この作品は・・・人間の影をテーマにしているのかと感じていますが、影を描けるというのは素晴らしい事だと思います!
- なんとなくわかる狂気の根源
- 伏線の「落とし穴」
- 戦闘シーンの迫力
- あらすじ(ネタバレあり)
●なんとなくわかる狂気の根源
今日のお話も、ミラロゼにとっては自分の憎しみを晴らすことができたと言うハッピーエンドですが、周りから見ると、最後の食卓のシーンは狂気でしかない。ミラロゼ以外、誰もいないテーブルに、もう2セット食事が用意され、そこに向かって話しかけているミラロゼ。
気持ちはわかります。もう、そうでもしないと、自分の大切な人がいなくなってしまった悲しみ・寂しさ・絶望に負けてしまうんだと思います。そんなミラロゼの素敵な笑顔は、なんとも言えない笑顔でした。
さらにこのお話に影をもたらすのが、ミラロゼの憎しみの方向が自身の父親だったと言うところです。
大切なものを失った気持ちを理解させたい。だからこの国の王である自分の父に呪いをかけ、国民を食らわせる魔物にさせた。しかも王としての意識があるまま。生き地獄ですね。
もしかすると、このお話は、いつか大事なものの順位が変わると言うことを伝えたかったのでしょうか?
自分の父親を化物にし、国民を襲わせ、そしてその父をも討伐してしまう。ミラロゼが、自分の孤独に気づいた時、どんな狂気を見せるのでしょうか?
そういえば・・・怪物にしては、かっこいい名前だなぁと思ったのですが、国王の名前であればかっこいい「ジャバリエ」
●伏線の「落とし穴」
今、録画を見直してなるほど!と思ったのは、わざわざ「恋は『落ちる』と言うのでしょうか?」と言及していること。その後に続くセリフが「落とし穴のように予期せず突然ハマってしまうからでしょうか?」
ジャバリエ、見事にイレイナが掘った落とし穴に落っこちてましたね〜。
意外とチャーミングな伏線貼ってくれてましたね。(笑)
イレイナが魔法でバケツやぬいぐるみを動かし、落とし穴を掘っているシーンは、どこかで見たことあるなぁ〜と思ったのです。ディズニーでこう言うシーンあったなぁと。今、冷静に考えたら思い出しました!「ファンタジア」ですねホウキが井戸から水を汲み上げて溢れさせてしまう。・・・そういえば、あれも魔法使いでしたね(笑)
●戦闘シーンの迫力
戦闘シーンも凄かったですね!
ぶっちゃけジャバリエ、走るの早くてびっくり!!さらにびっくりしたのが、ミラロゼさん強すぎる!!!炎・水・氷・雷まで使いこなした上に、最後は剣がガンガン降ってくる!
なんかこうやって剣がいっぱい降ってくるシーンも何かのアニメで見たことある気がしましたが、それにしても本数がすごい!画面いっぱいに剣!!!
魔女の旅々、今回も面白かった。やっぱりファンタジーアニメの戦闘シーンは見ごたえある。
— ASKA@10/27 プチミレ昼 (@aska0327) October 23, 2020
本当に、迫力のあるシーンでした!
ここままダークテイストなお話でも、私は好きですが(結構哲学的なことを投げかけてくるので、好きです!)また、前向きになれるような、心がほっこりするようなお話が観れるといいなと思っております!
●あらすじ(ネタバレあり)
【Aパート】
旅の途中、イレイナは滅んでいる国にたどり着く。人ひとりいない。
雪降りしきる中、次の街まで飛んで行くよりは、この町で休んだ方がいいと決めたイレイナは、高台にある大きなお屋敷を訪ねる。
中に入ってみると立派な肖像画が掲げられている。
眺めていると、「あなた誰?」と女性が声をかけてくる。
暖かい飲み物をご馳走になるイレイナは、ミラロゼと名乗るその女性に、どうして街がこんな姿になってしまったのか?と尋ねる。
ミラロゼは「わからない」と答える。
町がどうしてこうなったのか?自分がどうしてここにいるのか?それすらもわからない。
目が覚めたら、町がこんなことになっていたと言うほど。
ミラロゼは記憶喪失だった。
名前を覚えていたことに疑問を感じたイレイナだが、ミラロゼはある手紙を見せる。
そこには、ミラロゼが王女であること、どうしてここにいるのか?どうして国が滅んでいるのか?どうして記憶名がないのか?が解説してある。
夜になると、化物ジャバリエが出てくる。国を滅ぼし、記憶喪失になった原因である。その化け物の目的は、ミラロゼなのだとも書いてある。
そして手紙の最後には、魔法使いであるミラロゼに化け物を倒して欲しいと書いてあるのだ。
イレイナは手紙には不明な点があると疑問に思うが、王女であるなら、あの化け物を倒さねばならないと言うミラロゼ。目が覚めてから7日。ミラロゼはやっと魔法の使い方を思い出し、明日の夜化け物を討伐しようと考えているらしい。
一晩止めてもらったイレイナは、朝ご飯もご馳走になる。
ミラロゼはジャバリエ討伐の手伝いをして欲しいとイレイナに頼む。
イレイナは、お世話になったお礼に手伝うと言うが、一緒には戦わないと言う。
手紙の信憑性も怪しいし、もしこのお城が安全なら戦わないと言うてもあるのでは?と考えている。
しかし、ミラロゼはあの手紙を書いた人のジャバリエに対する恨みは本物だと感じ、そして自分も同じ気持ちなので、戦うと言うのだ。
ミラロゼの計画は、ジャバリエを誘導し掘った穴に落とし、動けなくなったところで攻撃すると言うこと。その落とし穴掘りを魔法で手伝うイレイナ。
準備は整い、1人でジャバリエに挑むミラロゼ。
「また後で会いましょう」と言って別れる2人。
【Bパート】
やはり気になって、戦いの場所に来てしまうイレイナ。会って二日しか経ってないのに、ミラロゼを他人事には思えなくなってしまっているのだ。
飛行しながらジャバリエに攻撃を仕掛けるミラロゼ。落とし穴の場所まで先導し、ジャバリエが落とし穴に落ちた。そこからミラロゼは様々な魔法を繰り出し、ジャバリエを攻撃する。
炎に囲まれたジャバリエの姿は、ミラロゼの記憶と重なっていく。
全て思い出したミラロゼは「さようならお父さん」と言って、ジャバリエに止めを刺す。
ミラロゼは、料理人の子を身篭ったことを父親である国王に話す。
しかし、身分違いの恋を許さない国王は、料理人を処刑してしまう。
料理人は酷い拷問を受け、ミラロゼの前で火炙りにされてしまったのだ・・・。
そしてお腹の子も・・・。
ミラロゼは、全てを殺すと決めたと言うのだ。
自分自身に手紙を残し、父親に呪いをかけ化物にし、その代償として、ミラロゼは記憶を失っていたのだ。
化物になった父ジャバリエは街を破壊して行った。これで大切なものを奪われるのがどう言う気持ちか?と言うことを、絶望をミラロゼは父に思い知らせたのだった・・・。
翌朝、ご機嫌なミラロゼは朝食の支度をしている。
ミラロゼしかいないテーブルに、三人分の食事が用意されていた。
ミラロゼは横には自分の子供が、正面に愛しい人が座っているかのように話しかけるのだった・・・。
こうして彼女は自ら、民なき国の女王に、自らの手でなったのだった。